クラシック音楽なにから聴けば良い?

「楽譜の上に置かれたヴァイオリン」の写真

クラシック音楽に興味があるけど、何から聴けば良いかわからない。
聴いてみたけど、長すぎる、眠くなってしまった、飽きてしまった等。
クラシック音楽はなんだか難しいと感じた方は多くいると思います。
私もその一人でした。

クラシック音楽を難しいと感じる訳があると思いますが、その一つとして、もしかしたら「形式」つまり【起承転結】が分からなかったではないでしょうか?
ポピュラー音楽は基本的に【イントロ】【Aメロ、Bメロ】【サビ】【エンディング】と起承転結が分かりやすく曲の流れをイメージをし易いですよね。

もちろん、クラシック音楽にも起承転結が存在しますが、クラシック音楽の場合は、
【導入部ー展開部ー終結部】などと呼ばれます。
※ただし、これは基本であり、ポピュラー音楽やクラシック音楽、全ての曲がこの形式で作曲されているわけではありません。

やはりイメージをしにくい曲はクラシック音楽に限らず敬遠されるでしょう。

結論ですが、

人によってなにから聴けば良いかは変わりと思います。
クラシック音楽は星の数ほどありますし、演奏形式によって雰囲気も大きく違います。
そこで、いくつかのタイプに分けてみました♪

① 普段ポピュラー音楽を聴いている人

起承転結が分かりやすい曲を聴くことをオススメします♫
【ここでは喜歌劇、歌劇の曲をご紹介しています!】
喜歌劇の序曲は劇の性格やあらすじを予告するように作られているため、物語性があり【起承転結】が分かりやすいからです。序曲のみならず、劇の曲はイメージをし易いと思います!

喜歌劇【天国と地獄】序曲 作曲者:オッフェンバック
※序曲は劇が始まる前の【前座として演奏される】曲です。
 有名なフレーズは7:26~

私たちは運動会でおなじみの曲ですよね♪
運動会の記憶を思い出しながら聴くのも良いと思います!(かけっこ頑張ったなぁ~など)
私はいつも、当時の人たちは、どんな劇が始まるのかなとワクワクして聴いていたのだろうなと想像しながら聴いています!とても楽しい気持ちになりますよ(^^♪

歌劇【騎士パズマン】よりチェルダッシュ  
作曲者:ヨハン・シュトラウス2世
天国と地獄は長すぎ~という方はこちらを♫ サビにあたる部分は2:26~

この歌劇はあまり好評ではなかったのですが、チェルダッシュは傑作だと評価されており、今日でもよく演奏されてます。ポピュラー音楽をよく聴いている人にとっては、4分台で聴きやすいと思って選びました。ちなみにチェルダッシュとは、ハンガリー語で酒場風という意味です。酒場での出来事をイメージして聴くと面白いと思いますよ ♪

②音楽は歌詞より曲の雰囲気

雰囲気から好きになる人は、副題(タイトル)付きの曲から聴き始めるのをオススメします。
ここで紹介するクラシック音楽は2つとも歌詞付きではありません。当たり前ですが、歌詞で表現できない分、メロディーに副題の思いや雰囲気を乗せています。
※ 副題は作曲者が付けたものではない曲もあります。例:ベートーヴェン交響曲5番【運命】
 さらにはその曲にそぐわないニックネームが付けられていることもあるので、注意。

交響曲第9番【新世界より】第2楽章
作曲者:ドヴォルザーク

世界3大交響曲の1つ!アメリカ(新世界)より故郷のボヘミア(現チェコ西部・中央地方)へ向けて作られた作品ということで、特に第2楽章はとてもノスタルジックな曲です♫
そして、第2楽章は『家路』『遠き山に日は落ちて』などの歌詞付きに編曲されるほど人気です。
気に入ったら、ぜひ全楽章を聴いてみてください♪ちなみに第4楽章が一番有名だと思います。

エチュード 別れの曲
作曲者:ショパン

日本では「別れの曲」西欧においては「Tristesse」(悲しみ)の愛称で知られるています。
ショパンはこの曲について「二度とこんなに美しい旋律を見つけることはできないだろう」と語ったとか。ムラヴィンスキー編曲のオーケストラ版のあるので良ければ、こちら聴いてみてください♪
https://www.youtube.com/watch?v=QJDgPUQl2ZY

とにかく癒されたい

説明不要の名曲をご紹介いたします。
とにかく身を委ねて聴いてみてください。 聴き終えた頃には、ストレスや雑念は追い払われ、
リラックスできているでしょう♪

管弦楽組曲第3番 第2楽章 【G線上のアリア
作曲者:J.S.バッハ

バッハが作曲した『管弦楽組曲第3番』の第2曲「アリア」をヴァイオリニストのウィルヘルミが編曲後、G線のみで演奏することができたため、「G線上のアリア」と呼ばれている。
※G線:ヴァイオリンの4本ある弦のうち最低音の弦

カノン
作曲者:パッヘルベル

カノンといえば【パッヘルベルのカノン】と言われるほどの名曲♪
これはパッヘルベルが生涯に書いた唯一のカノンでらしいです。
カノンとは音楽形式のひとつです。カノンの中にも、さらにいろいろな種類の形式がありますが、【パッヘルベルのカノン】はひとつのメロディーを模倣して、追いかけっこのように現れ進行します。【カエルのうた】もカノンの形式を持つ曲のひとつです!

④クラシック音楽もカッコイイ曲が聴きたい

小難しいことはいいからカッコイイ曲が聞きたいという人。
クラシック音楽にもカッコイイ、クールな曲はたくさんあります♪

交響曲第5番【革命】第4楽章
作曲者:ショスタコーヴィチ

革命という副題はショスタコーヴィチが付けたわけではなく、日本近隣のアジアのみで呼ばれている。作曲当時はスターリンの政権下であり、粛清が日々激化していた。そしてショスタコーヴィチの親族、友人、仕事仲間が次々に逮捕・処刑されていた。この曲の第4楽章では、壮大なファンファーレで幕を閉じるが、ショスタコーヴィチはどのような思いで作曲したのであろうか。

ピアノソナタ第14番【月光】第3楽章
作曲者:ベートーヴェン

【月光】という副題はドイツの音楽評論家、詩人であるルートヴィヒ・レルシュタープのコメントに由来する。 まさにベートーヴェンと言える曲でしょう。とにかく熱い、カッコイイ曲だと思います♪

良いと思った曲はありましたか?
これをキッカケにクラシック音楽を聴いてみようかなと思っていただければ、これほどハッピーなことはありません(*^^*)

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